Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

短歌の創作

文化祭での展示発表に合わせて、短歌の創作を行いました。

まずミニワークとして、昨年の「現代学生百人一首」から20首程度抜粋して、生徒に紹介します。

その中で用いられているレトリックや表現の工夫について、話し合いました。

その後、実際に創作を始めます。

生徒が作る短歌は、つい直接的に感情を書いてしまい、日記のようになってしまいます。もっと表現に一工夫をして、間接的なコミュニケーションを楽しんでほしいと考えました。

そこで今回は、体言止めを使う、ということを条件にしました。

そうすることで生徒は、最後をどのように終わらせるか、考えるようになります。

また、言葉を入れ替えながら、効果的な表現を探す生徒が多くなります。

 

同じ学年を担当している先生は「体言止め」というワードを使わず、「感情を直接書かずに、物に思いを込めよう!」というアドバイスをしていったそうで、そうすることで書き始める生徒が増えたそうです。