Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

2018年仕事納め

昨日に引き続き勉強会&忘年会。

今日はIBに関心のある先生たちで集まりました。

 

勉強会の内容は、DP「文学」最終試験の問題をお互いに解いてきて、みんなで読み合おうというものです。

 

DP「文学」の最終試験は、複数の試験に分かれているのですが、

そのうち試験問題1は、初見の詩や文章について論評を書く、という課題です。

試験時間は2時間で、字数制限はないのですが、だいたい2000字〜3000字程度書きます。

原稿用紙に手書き(ボールペン)です。

 

また試験問題2は小論文です。

例えば、

小説には過去の出来事が回想として挿入されたり、これから起こることが暗示されることがあります。これらはどのように用いられ、どのような効果をあげているか論じなさい。

といった感じの問題が出題されます(ぼやかして書いています)。

これを、授業で学習した複数の作品(テキストは文庫本などで一冊丸ごと読む)を例に挙げながら論じていきます。

これも試験問題は2時間で、手書きです。

 

本当は生徒と同じ状況で解くのが良いのでしょうけど、少しひよって、

パソコンで書き直しながら作成し、それでも1本3時間くらいかかって、3000字程度の文章を書いて持って行きました。

 

会では、お互いに書いてきた文章をお酒を飲みながら読みあって、いろいろ感想を言い合ったり、疑問を投げかけたり。

少人数だったこともあり、中身の濃い、実に勉強になった会でした。

 

こういう問題の解き合いや勉強会が校内でできるといいなぁ、と考えました。

ただ、考えるのにも文章を作成するにもかなり時間と体力を使うので、仕事上の余裕が不可欠ですね。

 

今日は2018年の仕事納めでもありました。

9月からこのブログを始め、授業をやりながら考えたことや、IBや探究について思うところをつらつら書き留めてきました。

まだまだ悩みは尽きないのですが(むしろどんどん増えていくのですが)、ブログを通じて考えを整理でき、また時々読み返すこともできて、やって良かったなと思います。

 

ブログ読んでますよ、参考になります、と言ってもらえる機会も増えてきて、私の悩みも少しは役に立っているのかなとも感じています。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

年明けにまた再開しますので、2019年も引き続きよろしくお願いいたします。