Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

分析で使いたいお笑いのネタ動画

 先日、お笑いを分析しよう、という単元案を書きましたが、

実際に生徒が分析したら面白そうだな、というネタを挙げてみます。

 

サンドウィッチマンのコント、漫才


【公式】サンドウィッチマン コント 【寝具店】

これは生徒がやってみたいと選んできたのですが、ボケのパターンが豊富で、グループ分けしてみたり、言葉の工夫や間などを考察してみると面白そう。

 

パンクブーブー「万引き」


パンクブーブー 万引き 漫才 コント

個人的に好きな漫才師。

一度オーディエンスに想像させて、それを裏切って笑いをとる(文章で書くと上手く伝わりませんが…)という技があって、落語でもよく用いられますが、漫才の中で一番うまく取り入れているコンビだと思う。この「万引き」や「幽霊の出る病院」に、その技がたくさん使われていて、気持ちよく裏切られる。

 

インパルス「悪魔祓い」


インパルス 悪魔祓い

これも生徒が探してきたネタ。オーディエンスの先入観を上手く使っている。後半、考えさせられる展開になって、テーマ性もあり面白い。

途中下ネタが入るので、授業で使いづらいのが困る。いいネタなのに…。

 

バナナマン「絵本」(途中から)


【バナナマン】 風の如く

これは知り合いの先生から紹介してもらった。作者、読者、テクストの関係を生徒と考えるのにもってこいのネタ。

 

アンガールズ「友情」


アンガールズ「友情」/『アンガールズ単独ライブ「~ゴミにも息づく生命がある~」』より

バラエティでいじられてばかりのイメージだったけど、このネタを見て印象が変わった。「友情」のあやうさ、はかなさをこれだけ笑えるコントにしているのがすごい。

分析というより、授業で見た後「友情」について哲学対話をしてみたい。

 

お笑いを素材にすると、10分程度のテクストでいろいろ考えるポイントがあり、使いやすそうです。言葉の使い方として特徴的なネタ、テーマ性のあるコントなどをもっと探していきたいです。

 

一つ気になったこととして、Youtubeには公式のものも、そうでないものも上がっています。今回のブログでの紹介もそうですが、オフィシャルでない動画を、授業でどこまで取り上げて良いのでしょうか。

教室で紹介する、Classroomでリンクを共有する、生徒が個人的に分析するために使う、最終課題のために使う、どのように線引きすべきか、迷いました。