Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

中学1年生に向けたオンラインの課題

果たして非常事態宣言がGW明けで解除されるのか、学校へはいつ登校できるのか、先行きが全く見通せません。

もし自宅学習期間が延長になった場合、追加でどのような課題を出そうか、同僚の先生と相談しました。

まだ会っていない中学1年生に向けて、とくに勤務校では帰国生クラスがあるため、日本語のレベルがばらばらな生徒に対して、どのような課題の提示ができるのか、難しいところです。

 

基本的には、既存のサイトを活用するのが良いと思い、いくつかパターンを考えました。

 

(1)無料で公開されているドリル

ちびむすドリル

happylilac.net

学年別、教科別に種類が豊富です。

国語では、漢字、読解、文法、ことわざ、慣用句などのプリントが揃っています。

中学校版もあります。

 

国語教室

www4.hp-ez.com

Twitterで教えてもらったサイトです。

個人で作られているようですが、言葉遊びのプリントが充実していて驚きました。

これなら子どもたちも楽しんでやりそう。

 

こういったサイトからプリントをダウンロードして、各自のレベルに合わせて解いてくるように指示します。

プリンターがない家庭では実施できないので、配慮が必要です。

 

(2)NHK for School

www.nhk.or.jp

国語の番組で言うと、「にほんごであそぼ」「ひょうたんからコトバ」などを観て言葉を楽しむ、「10min」で小説や古典にふれるのも良いですね。

観ておいてね、と丸投げにならないよう、視聴シートなどを作るといいかもしれません。

 

(3)青空朗読

aozoraroudoku.jp

日本語が苦手で、一人で本を読むことができない生徒がいます。

芥川龍之介小川未明宮沢賢治、新見南吉、グリム童話など、児童文学を中心にオススメ読書リストを作成し、朗読を聞きながら、青空文庫の該当テキストを読むように指示すると効果的かと思います。

 

その他、日記を書く、題を提示して作文を書く、などの課題を作り、

複数の課題を組み合わせることで、「読む」「書く」「聞く」のバランスが取れるかと思います。(Google Meetなどを使って「話す」も取りいれられるとなお良し)

 

それに加えて、やり方や内容に関する質問を気軽にできるようにしておき、生徒の不安が少なくなるようにサポートする必要があります。

 

感染者数が少なくなってきたとの報道もあります。学校再開まで、やれることをやって、みんなで乗り切りましょう!