出版社とのつながりを作る~『ラクイチ授業プラン』ができるまで④
先輩に相談する
コンセプトが固まり、いざ本を作ろうと思っても、どこから手をつけて良いのかわかりません。
ただ、幸運なことに、大学の同じサークルの先輩が、学事出版で編集者をやっていたのです。
その先輩に連絡をとり、一度相談に乗ってもらえないかとお願いしました。
後日、先輩とお茶しながら、これまでに考えていたことを説明しました。
いろいろお話したのですが、授業準備が間に合わない時に役立つ本という、これまでにあまりないコンセプトだったので、すんなり伝わっている感じはしませんでした。
ただその時に、学事出版が毎年行なっている「教育文化賞」について教えてもらいました。全国から実践論文を公募し、表彰するというものです。
すでに実践していることや考えていることがあるのなら、これに応募してみたらどうか、ということでした。
論文を書く
先輩からの提案を受けて、まずは論文を書いてみることにします。何か道が開けるかもしれない。
これまでの実践、どのようなことに問題意識を持っているか、職場での体験、本のアイデアなどを文章にまとめ、応募しました。
結果は、残念ながら表彰されることはありませんでした。
ただその後、論文を読んだ先輩から連絡があり、
論文を読んでようやく、やろうとしていることが分かった、ニーズもあると思う、今度会議にかけてみる、と言ってくれました。
「これは論文というより、企画書だね」と言われたことを覚えています。
後日、会議を経てゴーサインが出たのと連絡がありました。
いよいよ実際の本づくりが始まります。