Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

どの本を処分してどの本を残すか…

Kindleを使い始めたのをきっかけに、家の本の整理を始めました。
これまでは、引っ越しのたびに大変な思いをしてきたのですが、これから子ども関係のものも増えてきますし、
そろそろ自分のものを減らしていく時期なのかなあと思います。

どこかの評論文で読みましたが、これからは情報としての本と、モノとしての本に分けて考えていく必要がありそうですね。
そういう観点で自分の本棚を見返してみると、家に置いておかなくてもいいかなという本はたくさんありました。

とくに珍しい本を集めているわけでもなし、昔買ってすっかり古くなった本や、どんどん増える新書などは、思いきって減らそうかと思い、区別していきました。

逆にモノとして置いておきたいのは、愛着のある本はもちろんとして、仕事でしょっちゅう参照する本、画集や芸術関係の本、書道関係の本、など。

作業をはじめて最初の方は、懐かしいなぁ、とか、この本買ったけど結局ほとんど読んでなくてもったいないなぁ、そのうち読むかも、なんて考えながら進めていくのでほとんど捨てる本が決まらなないのですが、
一度スイッチが入ると、
もう手元にあっても読まないだろう、ほんとに読みたければまた買えばいいし、この際一気に処分しよう、みたいな気分になってきて、だんだん気分が高揚してくるから不思議です。
集中して一気に作業を進めることができました。

これから本を買うときは、モノとして買いたいのか、情報だけで良いのか、という選択も入ってくるんですね。
今後、読書の楽しみと蔵書の楽しみのバランスはどう変わっていくのでしょうか。