Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

赤ちゃんへの声がけは大変

先日、妻から次の記事を教えてもらいました。

president.jp

 

昨日紹介した『ことばの発達の謎を解く』とも関係する内容ですが、

生後まもなくの赤ちゃんにどのような声がけをしていくのかによって、言葉の発達に違いが出る、という記事です。

 

池谷裕二『パパは脳科学者』でも紹介されていましたが、赤ちゃんは高い音の方がよく認識できるそうです。

(パパが赤ちゃんに話しかけると、つい高い声になってしまうのは、その方が赤ちゃんの反応がいいから)

 

記事内では、ペアレンティーズ(マザリーズ、高いピッチで母音を強調し、簡単な意味のある文を話すこと)をどれだけ赤ちゃんに聞かせていたかによって、生後一年半で赤ちゃんの獲得した言葉に二倍もの差が出ることが紹介されています。

 

なので、記事では、赤ちゃんのうちからどれだけの量をどんなふうに話しかけるのかが大事だ、と結ばれます。

 

この重要性はよくわかるものの、いざ自分でやろうとするとなかなか難しい。

赤ちゃんは返事を返してくれないので、ずっと一人で話しかけている状態になります。

これがけっこうツライんですよね。

(妻には考えすぎだと言われますが)

 

母は、私を育てていたとき、夜に父が帰ってくると「やっと人間と話せる」とほっとした、そうです。

わかる気がします。

たしかに、日中赤ちゃんとずっと二人きりだと、いくらかわいいとは言えストレスがたまるだろうなと想像できます。

 

いまは二人で子育てしているので、赤ちゃんと二人きりで息が詰まるということはほとんどありません。

そういう意味でも、育休は必要だなあと思いました。