Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

今週の名文(14)

一つ、正しいことを「正しい」と言えること

一つ、組織の常識と世間の常識が一致していること

一つ、ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること

  日曜劇場「半沢直樹」より

 

半沢直樹が部下に語った、組織に必要なこと。

ドラマを見ながら、自分の学校を思い浮かべた先生たちは多いんじゃないかなあ。

 

 

本当に聞くことのできる人は、めったにいないものです。

  エンデ「モモ」

 

今月の「100分de名著」は「モモ」がテーマ。

哲学対話を経験した後だと、街の人がモモに話していくうちに自然といい考えが浮かぶ、っていう感覚がすごく分かるようになった。

中学生の授業で、みんなで読む単元を作りたいな。

こういうのが「良い」聞き方だ、なんて「道徳」の授業で使っては面白くなさそうだけど。

 

 

マニュアル本よりツール本を作りたい。

  編集者さんの言葉

 

 

新しい本の企画ミーティングで、編集者さんが語った言葉が印象的だった。

マニュアル本では、どんどん考えない人が増えていくだけ。それよりも、毎日の仕事を効率的にしたり、クリエイティブな発想を刺激したりする、そのための本を作りたい。

ちょっとの違いだけど、そこに編集者さんの思いを見ました。