Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

今日の名文(20)

「あなたは、あなただから素敵なのよ」と伝えられるような本を、たくさん準備しておく。そして「いつでもいいよ」って門を開いておく。

  落合恵子

 

 

落合恵子さんは、子ども向けの本の専門店「クレヨンハウス」の主宰。西洋に比べて日本に子供向けの専門店が少なかったことから、自分で作ったそうです。

「自分がどうしてもほしいものがなかったら、自分が作るしかない」これも落合さんの言葉。

学校の図書室も(いや、図書室に限らず学校全体が)こうありたいと思うんだけど、果たしてそれが出来ているか…。

 

 

お茶はね、まず「形」なのよ。先に「形」を作っておいて、その入れ物に、後から「心」が入るものなの。

  森下典子日日是好日

 

お茶を習い始めたばかりの筆者が、作法についてなぜそうなのかを質問しようとすると、先生はそれを遮る。なぜかは知らないし、そんなことはどうでもいい。それより何回でも繰り返して体で覚えることが大事だと。

授業の目標、生徒に理解させたいこと、身に付けさせたいスキル…そういうことを事細かに説明していくことが良しとされる流れの中で、こういう価値観が逆に新鮮。

 

 

自分の選択は全て間違いであり、全て正しい

  見延和靖

 

テレビで、フェンシングの見延選手が、行き詰っていたときに兄からもらった言葉として紹介していた。いい言葉だなと思う。

間違いとなるか正解となるか、自分の責任。