Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

哲学カフェを始めました

教育について対話する哲学カフェを始めることにしました。

名前は「チョークトークカフェ」です。

 

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P4C(子どものための哲学)や哲学対話に出会ったのは、今から9年前になります。その後、学校内で哲学対話を実践し、また外部の研修会や哲学カフェにもよく参加してきました。とくに勉強になっているのが、立教大学で行われている土屋陽介先生の研修会です。そこでは多くの仲間と知り合うことができました。

 

さて、いろんなところで哲学カフェが開かれ、またテーマとして教育が選ばれることも多いのですが、教育に特化した哲学カフェはあまり見かけません(頻繁にやっている方がいらっしゃったらすみません)。それが、自分でも哲学カフェをやってみようかと思ったそのもそのきっかけです。

 

また、コロナ禍をきっかけとして、オンラインでの教育イベントがずいぶん増えました。私もいろんなイベントに参加し、そのたびに勉強になっているのですが、その一方で、参加者同士で話し合う時間が短いなと感じることも多くあります。ブレイクアウトセッションで10分とかだと、慌ただしくてなかなか考えを深めるところまでいきません。

せっかくオンラインで集まりやすくなったことだし、もっと参加者同士でゆっくり対話しながら、教育について考えを深める場がほしいなあ。そんなことを考えたのが、次の動機です。

 

そんな気持ちでいたときに読んだのが、この本。

ゼロからはじめる哲学対話 (哲学プラクティス・ハンドブック)

ゼロからはじめる哲学対話 (哲学プラクティス・ハンドブック)

  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

土屋先生の勉強会で知り合った仲間の先生が多く執筆されており、その関係でいただいたものです(ありがとうございます!)。

哲学対話の基本的な考え方に始まり、哲学カフェの始め方、終わり方、予想される困りごとなど、かゆいところに手が届くような作りになっています。

 

この本を読んで、よし自分でも哲学カフェをやってみようという気になりました。

 

コロナを経て、これから教育がどうなっていくのか。いろんな人が悩みや疑問を抱いていると思います。

学校の先生だけでなく、保護者や、教育に関心のある学生さん、社会人の方、そして今教育を受けている子どもたちも参加してくれたら、面白い場になるんじゃないかと想像しているところです。

 

 

「チョークトークカフェ」の名前は、教育に特化したカフェであることを表したかったからです。

 

最初はエデュカフェとかエデュトークとか考えましたが、そういう団体はもうすでにあり(そりゃそうですね)、「チョーク&トーク」から拝借しました。

「チョーク&トーク」は否定的な文脈で使われることが多いのですが、教育に関する対話、ということで覚えてもらいやすいかなと。

 

Twitterでやりとりさせていただいている先生の協力も得て、12月中に2回カフェを行うことがすでに決まっています。

 

第1回 12月12日(土)20時~ テーマ:道徳

第2回 12月26日(土)20時~ テーマ:主体性

 

TwitterのアカウントやFacebookのページも作成しました。

イベント詳細のお知らせや、参加申し込みはこちらから行う予定です。

ぜひフォローよろしくお願いいたします!

 

 

https://www.facebook.com/ChalkTalkCafe

 

 

カフェの様子など、またこのブログでも紹介していきたいと思います。