Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

第2回チョークトークカフェ

先日、2回目のオンライン哲学カフェを開催しました。

テーマは「主体性」で、しらす先生にゲストスピーカーとして話題提供をしていただきました。

 

お話の内容としては、先生ご自身がブログでまとめてくださっています。

主体性をいろいろな角度から整理されていて、大変参考になりました。

www.yutorix.com

 

当日は17人の方にご参加いただきました。

全員で問いを出し合い、多数決でみんなで話し合いたい問いを決めます。

 

その日は、

「主体的な学習にはどんなものがあるのか」

「主体性が身についたとはどのように評価するのか」

という問いが選ばれました。

 

対話を通していろんな意見が出たのですが、

 

・主体性といっても、人間が生まれながらにもっている主体性と、課題の目標が決まっていてそれを積極的に取り組もうとする主体性とに分かれるのではないか(後者は自己調整能力といってよい)

・日本の教育は主体性と言い過ぎなのでないか、海外の学校では主体的に学ぶなどとあえて言うことはない、当たり前のことだから(これは海外のインター校で教えていらっしゃる先生からの意見)

・そもそも学校で本当に主体性を発揮できる機会がどれほどあるのか

・評価を取り入れた場合、教師にとって都合のよい主体性ばかりが求められるようになるのではないか

 

といった意見が印象に残っています。

 

哲学カフェに参加された方で、さらに記事を書かれた方もいらっしゃいました。

このようなきっかけとなるイベントができてうれしいです。

bekkibekki.com

 

今月から始めた教育をめぐる哲学カフェ、来年も継続的にやっていこうと思います。

テーマや日程は未定ですが、このブログでも報告していく予定です。