Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

『ラクイチ授業プラン』ができるまで①

3年前に、学事出版から『ラクに楽しく1時間 中学国語ラクイチ授業プラン』という本を出しました。

中学国語ラクイチ授業プラン

中学国語ラクイチ授業プラン

 

 

これは、私の「こんな本があったらいいな」という思いつきから始まった企画です。

これから何回にかに分けて、

なぜ本を作ろうと思ったのか、どういうふうに作ったのか、といったことを書いてみたいと思います。

 

初回は、そもそも「ラクイチ」って何?というところから。

 

ラクイチ授業プラン』は、

1、1時間完結

2、準備に時間がかからない

3、誰でも実践できる

この3つをコンセプトにした、授業アイデア集です。

本の中には、50の授業アイデアと、コピーしてすぐに使えるワークシートが載っています。

また、学事出版のHPからワークシートをワードファイルでダウンロードできるようにもなっています。(気前のいいことに、本を買っていなくてもダウンロードできます)

www.gakuji.co.jp

 

おかげさまで評判もよく、版を重ねることができました。

 

また、日本アクティブ・ラーニング学会の「アクティブ・ラーニング・アワード2017」において、非ICT部門で金賞を受賞することもできました。

 

その後、他教科でも作りたいという話が出て、

「中学社会」「中学英語」、そしてこの春に「小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」が3冊同時発売され、シリーズ合計6冊になりました。

私は「監修」という形で関わっています。

3年間ちょっとでここまでの広がりになるとは、企画した当初は思いもよりませんでした。

 

最近では、フォレスタネットと協力しながら、全国の先生方から「ラクイチ」を募ったり、共有したりという活動をしています。

foresta.education

 

ラクイチ」の概要と、これまでの展開が少しお分かりいただけたでしょうか。

次回は、なぜ本を作ろうと思ったのか、について書いてみます。