Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。IB=国際バカロレア、RW=Reading Workshop、WW=Writing Workshop、P4C=子どものための哲学

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【読書】『思考する教室をつくる 概念型カリキュラムの理論と実践』待望の邦訳が出た!

今日取り上げるのは、こちらの本です。 思考する教室をつくる概念型カリキュラムの理論と実践: 不確実な時代を生き抜く力 作者:H・リン・エリクソン,ロイス・A・ラニング,レイチェル・フレンチ,H. Lynn Erickson,Lois A. Lanning,Rachel French 発売日: 2020…

チームで単元づくり

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国際バカロレアの授業づくりについて、研究仲間と一緒に単元を作るミーティングを行いました。 普段は勤務校の中だけで、それも一人で単元計画を作ることが多いので、他校の先生と作るプロセスを共有するのは新鮮でした。 国際バカロレア(IB)の授業を作る…

重版出来!

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昨年出した『「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり』(明治図書出版)が、重版になりました! 「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり (国語教育選書) 作者:中村 純子,関 康平 …

「概念」を使った読書感想文の指導法

IB WW

先日は、国際バカロレア(IB)の課題で分析批評を行っている、という話でした。 具体的に、どう段階的な指導をしていくのか紹介していきます。 IB校でなくても、いろいろと活用できるところがあると思います。 私の学校は中高一貫校です。 IBのプログラムと…

読書感想文とIBの分析批評を比較してみた

IB WW

Twitterで読書感想文のことが話題になっていますね。 それに関連させて、普段私が受け持っている国際バカロレア(IB)のコースでは、どのような作文指導を行っているか、紹介したいと思います。 (※あくまで私の学校の一例です。すべてのIB校が同じように取…

小論文の型をどう扱うか

IB WW

DP(ディプロマプログラム)コースの生徒の小論文指導のために、少しだけ授業に顔を出した。生徒と担当教師は実際に教室にいるが、私だけオンラインで参加、という形。こういう授業の入り方ができるのは面白い。DPの最終試験は11月にあるのだが、その前に夏…

Job-a-likeに参加しました

IB

国際バカロレア(IB)では、ワークショップの他にJob-a-likeというイベントが開催されることがあります。 同じ教科の先生方で集まる研修会のことです。 どちらもIBが認める公式のイベントですが、 ワークショップが、IBの側で主催し、ワークショップリーダー…

国際バカロレア「言語と文学」での古典の扱い(4)

IB

前回は、国際バカロレア(IB)スタイルで古典作品を扱うメリットについて書きました。 今日はデメリットについてです。 取り上げる作品が少ない 前回書いたメリットの裏返しですが、1つの作品について深く、詳しくやっていこうとすると、当然年間の中で扱え…

国際バカロレア「言語と文学」での古典の扱い(3)

IB

これまでに、国際バカロレア(IB)の「言語と文学」では、古典作品をどのように扱っているか、その概要、授業や試験のスタイルについて説明してきました。 では次に、IBのやり方をとった時のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。 今日はメ…

国際バカロレア「言語と文学」での古典の扱い(2)

IB

先日の記事では、国際バカロレア(IB)「言語と文学」の科目で教材となる作品をどのように選ぶか、その概要や要件を紹介しました。 senobi.hateblo.jp ※記事の中で科目名を「言語とコミュニケーション」と書きましたが、「文学とパフォーマンス」の誤りです…

国際バカロレア「言語と文学」での古典の扱い

IB

古典に関する高校生主催のシンポジウムが開かれたそうですね。残念ながら参加できませんでしたが、どのような話し合いが行われたのか、聞きたかったです。 よく、国際バカロレア(IB)では古典をやらないんですか、という質問を受けます。 古典作品を勉強し…

「差別化した指導のための具体的な方法

IB

昨日の記事の続きです。 差別化した指導を行うための、具体的な方法についてもう少し考えてみましょう。 (1)パフォーマンス課題を取り入れる 知識ベースの課題だけを行っていては、どうしても横並びの活動になります。 年間のスケジュールの中に、定期的…

「差別化した指導」を取り入れよう

IB

誰も置いていくことなく、教室で探究的な学びを行う。 難しいことですが、これを実行するために有効な方法があります。「差別化」です。 (英語では「differentiation」で、IBのガイドブックでは「差別化」の訳があてられています。私は「個に応じた」という…

国際バカロレアの漢字の指導について

IB

国際バカロレアの授業について、よく漢字の指導はしないのか、といった質問を受けます。 そんなことはありません、当然漢字の指導は行います。 ですが、テストでの扱いなどは、一般的な学校と異なります。 学校によってやり方は様々でしょうが、私の知ってい…

オンライン勉強会、探究キーワードを使った目標の立て方

IB

2回目の校内オンライン勉強会を行いました。 前回は逆向き設計について学び、今回は概念キーワードを使った目標の立て方について、参加者で検討しました。 授業を計画する際、 知識ベースの目標や、スキルベースの目標を立てて単元を設計するのが一般的です…

子どもたちが「楽しく」学び続けるために

IB

IB校の先生方が集まったのオンライン勉強会に参加しました。 家のこともあり、それほど長くは参加できませんでしたが、こうやって海外も含め、各地で教えてらっしゃる先生方と気軽に集まって情報交換できるのは、本当にありがたいなと思います。 どの学校で…

概念キーワードを小論文の構想に活かす

IB WW

IBでは、概念ベースの単元づくりが求められ、そのために概念のキーワードを設計の際に用います。IB用語ですが、例えば「重要概念」では、「コミュニケーション」「論理」「ものの見方」といった、さまざまな教科で共通して使えるものを、16語、リスト化して…

「逆向き設計」での目標の立て方

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在宅での勤務がずいぶん長くなってきました。そんな中、今日は勤務校の教科の先生とオンラインで集まり、単元づくりの勉強会を行いました。有志での集まりでしたが、新入職の先生(まだリアルでお会いしていない)も含め、7名の先生が参加してくださいました…

校内でオンラインの単元づくり勉強会

IB

休校措置と在宅勤務の関係で、新入職の先生方に、研修の機会が極端に少なくなっていると耳にしました。 そうだろうなと思います。 勤務校でも、IBの授業づくりをまったく知らない先生に少しずつ学んでいってもらう必要があります。 そこで、校内で簡単なオン…

高校1年生で取り組んだ5つの単元

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昨年度の高校1年生(MYP)では、主に5つの単元に取り組みました。 「国語総合」の現代文分野にあてています。 1.「説得力のある意見文を書くにはどうすればよいか」 生徒たちは、中学3年間のMYPのカリキュラムを通して、創作などの言語活動はたくさんやっ…

【単元案】「笑い」を分析しよう

来週からオンライン授業が始まるということで、同僚と相談しながら計画しました。 当初は広告やCMなどのメディア分析を考えていたのですが、このような気持ちの沈む毎日ですから、少しでも明るく笑える学習になると良いかと思い、「お笑い」を素材にしました…

【単元案】誰が語るかによって物語の意味は大きく変わる ~桃太郎を素材として

桃太郎を素材にして、語り手について学んだり、 語り手が変わる(視点が変わる)ことで、物語のもつ意味や、受け取り方が大きく変わることを探究する単元を考えました。 中学1年、2年生を想定しています。 ところどころIBの用語が出てきますが、読み流して…

概念ベース授業づくりワークショップ

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授業づくりワークショップ 先日、5回目の概念ベース授業づくり研究会を開催しました。(隔月開催) 参加者が数人でも、細々と続けていこうと当初は考えていましたが、 毎回、10人くらいの参加者があり、熱い話し合いが行われています。ありがたいことです。 …

IB国語研究会サマーセミナー

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昨日は学芸大学で開催された、IB国語研究会のサマーセミナーに参加してきました。 午前中は様々な学校の先生による「言語と文学」についての実践報告が中心でした。 その中でとくに興味深かったのが、CMづくりの実践です。 学校の図書室をアピールする15秒の…

カリキュラム検討研修会

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終業式が終わり、夏休みに入りました! とはいえ、夏期講習等がありまだまだ仕事は続きます… さて、先日は教職員の校内研修会がありました。 私は今年度研修会担当なのですが、 今回の研修テーマを、教科ごとのカリキュラム検討、としました。 これまでの全…

石村先生の勉強会に参加しました

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パリインターナショナルスクールで、DP文学を教えていらっしゃる、石村先生の私的勉強に参加してきました。(勉強会は明日もありますが、仕事のため1日目だけの参加です…) 今回はカリキュラム改訂のタイミングだということもあり、前半は主な変更点の確認。…

方向性の違い

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今年度、高校2年生の現代文と、DP「言語と文学」のクラスの両方を受け持っています。 それで、2つのコースの目指すところが全然違うのです。 現代文のクラスでは、教科書を使っての読解問題や、来年度の大学入試に向けた勉強をしていきます。 どうしても授…

全国大学国語教育学会

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先日茨城大で学会が開かれ、国際バカロレアの公開講座に参加してきました。 聴講というよりは、先日出した本の宣伝と販売のお手伝いが私の主な役割です。 どれくらい来てくださるのか心配でしたが、始まってみれば50人を超える規模で、関心の高さがあるうか…

川崎の国語同好会に参加しました

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先日は川崎の国語同好会に参加してきました。 テーマは「国際バカロレアの授業づくり」ということで、先日発売した本の内容についての発表がありました。(私は発表を聞いている側) 本を作っているときから、IB以外の国語科の先生方にも読んでほしい、との…

IBでの単元の作り方

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国語の授業で「単元を作る」というと、教科書に掲載された教材をもとにして、テキストベースで考えるのが一般的です。 1年間で考えてみると、時々は教科書を離れた単元を組むこともあるでしょうが、概ね教科書の目次に沿って単元設計をしていく先生が多いの…