重版出来!
昨年出した『「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり』(明治図書出版)が、重版になりました!
この本では、国際バカロレアのMYP(middle years program、日本の小6~高1にあたる)について、その授業づくりの方法を説明しています。
IB校で働くことになった先生だけでなく、IBではどういうふうに授業を設計しているのか勉強してみたい、という先生方や学生さんに向けて、そもそも国際バカロレアとは何なのか、というところから詳しく解説しています。
IBには「重要概念」や「グローバルな文脈」といった独特の用語が出てきて、そういうのを聞くと、ああ自分とは関係がないや、と思われがちなのですが、
少し丁寧に読んでいくと、その背景には、逆向き設計、概念学習、学習者中心主義、自己調整学習など、近年注目されている教育理論が盛り込まれていることに気づきます。
その意味では、新しい学習指導要領の示す方向性と矛盾するものではありません。
IBの手法を学ぶことで、自分の授業のやり方を見直したり、さらに良くしていくことにつながるだろうと思います。
もともとそういう意図があり、IB校以外の先生にも届くようにと、かなり気を遣って書きました。
正直、売れるかどうか心配だったのですが、こうして重版になったということで、IB校以外の先生方にも読まれていることが実感できました。
(なぜそう言えるのかというと、IB校だけで初刷がなくなるほど、IB校の数は多くないからです…苦笑)
実際、IB校以外の友人や、国語教育を学ぶ学生さんから「読みました」という連絡をいただく機会があります。
ありがたいことです。
授業づくりに関しては、私もまだまだ勉強中ですが、実践を積み重ね、今後も発信していこうと思います。