Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

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川崎の国語同好会に参加しました

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先日は川崎の国語同好会に参加してきました。 テーマは「国際バカロレアの授業づくり」ということで、先日発売した本の内容についての発表がありました。(私は発表を聞いている側) 本を作っているときから、IB以外の国語科の先生方にも読んでほしい、との…

IBでの単元の作り方

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国語の授業で「単元を作る」というと、教科書に掲載された教材をもとにして、テキストベースで考えるのが一般的です。 1年間で考えてみると、時々は教科書を離れた単元を組むこともあるでしょうが、概ね教科書の目次に沿って単元設計をしていく先生が多いの…

Language & Literature 新カリキュラム

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週末3日間、神戸でIBワークショップに参加してきました。 膨大なインプットと、それに負けない参加者のみなさんの熱意により、 大変充実した3日間を過ごすことができました。 さて、DPのLanguage & Literature(言語と文学)は、この夏から新カリキュラムに…

Job Alikeに初参加

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4月、5月は何かと忙しく、ブログの投稿がすっかり滞ってしまいました。 今年度、勤務校ではあたらしくMYPを担当する先生が多数いまして、 校内で、また教科内めIBについて、概念ベースの授業づくりについて学びあっています 新任の先生にIBをどう伝えていく…

IB本が完成しました!

IB

二年がかりで取り組んできた、IB・MYP「言語と文学」について解説した本がようやく完成し、本日私の家に届いていました。 『「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり』 というタイトルで、明治図書出版から出ます。 IB…

IBの授業づくりを説明する

IB

IBの教科リーダーや、校内の授業研修を担当しています。 そのため、4月最初には、新任の先生や始めてIBの授業を受け持つ先生に対して、IBではどのように授業を設計するのかを説明し、理解してもらわなければなりません。 私も学びながら、試行錯誤しながらで…

2月の振り返り

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授業時数も終わりが見えてきて、ようやく振り返る余裕ができてきました。 これまでも自転車操業のような毎日を送っていましたが、二学期からワークショップの授業を始めたことにより、これまで以上に手探りの状態が続きました。疲れた…。 大変ではありました…

第2回概念ベース授業づくり研究会

IB

隔月で開催することに決めた、概念ベース授業づくり研究会。 2回目の今回、参加者はIB校の先生を中心に、9人でした。 とくにテーマを明確にせず、参加者の持ち寄った資料を見て、みんなで話し合うことをメインにしています。 (1) 先日私の授業見学にもい…

IBコースの古典

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MYPで古典をどう教えるか、ということが実に悩ましい。 中学段階であれば、教科書教材を使いながら、知識暗記に偏重することなく、古典を取り上げることはできる。 ただ、国語総合の古典となると、なかなか難しくなる。 (MYP最終学年は、日本の高校一年生に…

MYPを広める年に

IB

今日は、6月に行われる学会発表に向けて、第1回目のミーティングが行われました。 詳細まではまだ決まっていませんが、前回のIBDPに関する公開講座に引き続き、IB、とくにMYPを紹介する機会にする予定です。 それより前の3月には、もうひとつ大きなプロジェ…

紙芝居を比較する

中学一年生で古典の単元が始まりました。 テキストは「竹取物語」です。 これまでやってきたやり方は、はじめに歴史的仮名遣いのルールを教え、冒頭文を音読、暗唱できるようにし、その他の場面の読解… という(オーソドックスな?)展開が中心でした。 今年…

IBコースの朝礼

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毎週火曜日の朝、IBコースの生徒たちは、ホームルームの代わりに体育館に集まって、全体朝礼を行います。 生徒の主体的な活動を推進しているIBコースの朝礼は、リーダー役の生徒が企画・運営・進行を行います。(もちろん、先生はサポートします) 朝礼の目…

スーパーバイザー・ミーティング

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今日は始業式で、生徒は掃除とHRを終えたらすぐに帰ってしまいました。 午後は先生方で集まって、スーパーバイザー・ミーティングを行いました。 何のことかとお思いでしょうが、 国際バカロレアMYPの修了要件に「パーソナル・プロジェクト」というものがあ…

2018年仕事納め

IB

昨日に引き続き勉強会&忘年会。 今日はIBに関心のある先生たちで集まりました。 勉強会の内容は、DP「文学」最終試験の問題をお互いに解いてきて、みんなで読み合おうというものです。 DP「文学」の最終試験は、複数の試験に分かれているのですが、 そのうち…

学校内の「目標」について

IB

これまで当たり前に思っていたことで、IBのカリキュラムで教えてみることで、疑問に思ったり、違う観点から考えられたりすることがよくあります。 例えば学校の「目標」について。 学校では、さまざまな目標が立てられます。学校としての教育目標の他に、学…

歌詞の分析

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中学一年生の授業で、詩の解説文を書く単元をやっている。 詩に関する基本的な知識や、レトリックを解説し、テキストを分析するという課題だ。 詩を読んで意見を言うのは難しそうだったため、今日は好きな歌詞を分析しよう、という課題にした。 Chromebookを…

第1回概念ベース授業づくり研究会

IB

先日、1回目の概念ベース授業づくり研究会を開催しました。 5校、7名の先生方にご参加いただき、初回にも関わらず、熱のこもった話し合いになりました。 (1)概念とは何か やはり最初は、「概念」とは何か、という話題から始まりました。 実際にMYPで授業…

概念ベースの授業づくり勉強会

IB

授業づくり勉強会を計画している。 テーマは「概念ベース」だ。 一般的に、国語の授業は教科書教材をもとにして、テキストベースで設計される。 私も今までそのように授業を準備してきた。 しかし、IBの授業づくりを学んでいくなかで、そうではないやり方、…

探究疲れにさせないために

IB

そもそも日本の学校の仕組みは、生徒が受け身で授業を受ける前提で設計されているので、探究に向いていないと思う。 1日6時間近くがちがちに時間割が組まれていて、放課後は部活。ホームルームや行事などやることが多く、夏休みや冬休みは短い。 (ちなみに…

探究疲れ

IB

私の学校では、とくにIBコースで、年間を通して探究ベースの課題だったり、プロジェクトに取り組んでいることが多い。 先生の話を聞くだけ、問題を解くだけの受け身の授業ではないため、主体的・積極的に参加する必要があり、また頭を使う。 それ自体は悪い…

概念ベースの授業づくり

IB

今日は校内で、IBを教えている先生にむけての研修会があった。 目標は、IBが提示している「重要概念」を使って単元を設計できるようになる、というものだ。 「重要概念」とはIB用語で、 変化、美、関係性、コミュニケーション、というような高度に抽象的で、…

サービス&アクション

IB

MYPの要件の一つとして、サービス&アクションという活動があります。 これは、校内外で一定時間の奉仕活動に取り組むというものです。 たとえば低学年のうちは、学校近くの清掃をしたり、花の手入れをしたり、 学校行事の実行委員や、説明会のお手伝い(私…

パーソナル・プロジェクト終了

IB

MYPの修了要件の1つ、パーソナル・プロジェクト。本日、生徒たちは無事に終えることができました。 教師も生徒も勝手か分からない中で、みんな一生懸命取り組んでいました。 惜しむらくは、コーディネーターの私が要件や、IBのリクエストを把握しておらず、…

パーソナル・プロジェクトの評価「きじゅん」について

IB

MYPの修了要件の一つに、パーソナル・プロジェクトを完成させる、というものがあります。 本校1期生は日本語による手本がないなかで、試行錯誤しながら取り組んでいます。 そして校内締め切りも近づいてきた今月、最後の追い込みです。 パーソナル・プロジェ…

IBを導入するメリット

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国際バカロレアは、そのプログラムの中で概念ベース、探究ベース、スキルベースの授業を展開するように規定しています。これらは、新学習指導要領が目指している方向性とも共通しています。 国内の一条校でIBを導入することで、どのようなメリットがあるので…