Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

Job-a-likeに参加しました

国際バカロレア(IB)では、ワークショップの他にJob-a-likeというイベントが開催されることがあります。

同じ教科の先生方で集まる研修会のことです。
 
どちらもIBが認める公式のイベントですが、
ワークショップが、IBの側で主催し、ワークショップリーダーを中心に通常3日間にわたり開催されるのに対し、
Job-a-likeの方は、やりたいと手をあげた先生(学校)が中心となって企画運営する、という違いがあります。
(企画が認められると、IB校のネットワークで告知されます)
 
普段は企画した学校が会場になるのですが、今回はこういう状況ですので、オンラインでの開催です。
オンラインということで、国内の先生方だけでなく、海外のIB校の先生も含め、参加者は20人くらいいらっしゃいました。
 
テーマは、休校期間どのようにオンライン授業を進めてきたか、どのような課題を出しているか、またその評価はどうしているか、など多岐にわたりました。
 
20人くらいの参加者で、時間は2時間と限られていたものですから、なかなか十分話せたとは言えないのですが、
各学校の取り組み、先生方の苦労や工夫がうかがえてとても参考になります。
 
オンラインで生徒をどう学びに参加させるか、オンライン上でカンニングや不正をされないようにどのように評価をするのか、といった点は、どの学校でも悩みどころらしく、みんなで頭を抱えながら、アイデアを出し合いました。
また、勉強についていけない子どもをどうサポートするかというdifferentiationの観点についても、なかなか良い方法が見つからない、という点も共通していました。
 
どの学校でも分散登校が始まったとはいえ、まだまだオンラインでの学習は続きそうです。
こんなふうに情報共有をしながら、試行錯誤を続けるしかないのですね。
 
私の方は話を聞いていて、オンラインでもいいから授業がしたくなりました(笑)