Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

オンライン授業で1カ月が過ぎて

 

オンラインで授業をするようになって、1カ月程度が過ぎました。

育休中なので、ほとんど関わっていないのですが、同僚の話を聞いていると、やはり大変だなと思います。

とくに、生徒の疲労が心配なのだとか。

 

例えば、通常の時間割に即した形で、午前も午後もオンラインで授業をやっている、という話を聞きます。

勉強を遅らせたくないから、なるべく授業をしたい、というのは分かるのですが、もう少し柔軟な時間割にできないのでしょうか。

1日中映像授業、それが毎日となれば、大人でもストレスがたまり、厳しいでしょう。

 

これまでのように各教科縦割りで授業を行っていては、他の教科がどんなことをやっているのか分かりません。

その結果、1日中映像を見る授業、ということにもなりかねません。

映像授業は1日2時間まで、などのガイドラインを設定し、全員で共有する必要があると思います。

その上で、授業スタイルや課題内容を設定し、生徒のストレスを減らす努力をすべきでしょう。

 

また、教師の役割に関しても発想の転換が必要です。

教師が課題をすべて用意して、すべて解説する、というやり方では、結局管理型であることに変わりありません。

その管理型の自宅学習をあと1カ月も続けるのでしょうか。

課題や、取り組むスケジュールは生徒が決める。

教師は、生徒に合った目標設定や、課題設定、進捗状況のサポート、質問対応にあたる。

5月末で終わるとも限らないわけで、このタイミングで少しでも方向転換した方がよいのではないかと思います。

 

実際自分が学校の中にいたら、このような提案をすると思うのですが、

育休中で関われないのがはがゆい。

 

オンライン哲学対話など、おしゃべりや息抜きの機会でも作って、

やれる範囲でサポートしたいなと考えています。