何のためのオンライン授業?
昨日、オンライン授業での著作権について書いた後、
こんなニュースが。
ひとまずこれで、気にしなくて大丈夫そうですね(月内とのことですが…)。
それにしても、休校や、それに伴うオンライン授業の位置づけをはっきりさせないと、全員の足並みがそろわず、学校内で混乱が生じてしまうのではないかと気になります。
例えば、GW明けまで休校にするとして、
休校中でもオンラインを使って、カリキュラムに沿って授業を進めるのか、それとも(夏休みを削るなど)時期をずらしているのだから進めてはならないのか。
休校中のオンライン授業への参加は出席に含むのか、含まないのか。
休校中の課題は、1学期の評価に含めるのか、含めないのか。
これらを要件としてはっきりさせておかないと、そもそもオンライン授業の準備に取りかかれないだろうと思うのです。
それに加えて、何のためにオンライン授業をやる必要があるのか、という視点も欠いてはいけません。
教科の学習が遅れないようにするため(とくに入試の学年など)
学力を維持するため
一人では勉強できない子どもをサポートするため
コミュニケーションの機会を確保するため
いろいろな目的が考えられると思いますが、
どの目的を優先にするかで、手段が変わってきます。
学校としてまずは何を大事にするのかを、明確にすべきでしょう。
その話し合いや、意思決定を抜かしたまま、
休校だ⇒オンライン授業だ
と、拙速に流れてしまっていないか。
GW明けに学校再開できる保証はどこにもなく、長期戦になるかもしれません。
何のためのオンライン授業か、もっと話し合う必要があると思います。