Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

雑記

文化祭に必要なもの

文化祭は何のためにあるのでしょうか。 もちろん、生徒が普段学んでいることを発表する場であり、生徒同士でコミュニケーションをとって、創造性を発揮する機会です。 そのコミュニケーション能力や創造性の育成を、もっと普段の授業課題で行っていくべき、…

文化祭での演劇

勤務校での文化祭が始まる。 担当している高校1年生は、クラスごとに演劇をやることになっている。 前任校では、中学2年で演劇をやらせていた。担任として練習に付き合ったり、真面目に取り組まない生徒の対応をしたりと、なかなか骨が折れた記憶がある。 今…

「探究型課題」のリスク(その2)

前回記事の続きです。 「探究型課題」がうまくいかない場合、難しいのは生徒・教師どちらの言い分も正しいことです。 しかも、どちらも自分の行動のまずさを認めるより先に、原因を相手に求めてしまいがちです。 生徒:無茶な課題を出す先生が悪い、先生の説…

「探究型課題」のリスク

前回は「探究型課題」と「一斉課題」の違いについて書きました。今回はその続きで、その2つの取り組ませ方の違いに無自覚である場合、どのようなリスクがあるか、という内容です。 「漢字テキストの◯ページを覚えてきなさい、明日テストするぞ」こういう「…

「探究型課題」の取り組ませ方

IBコースの授業や、ワークショップ授業のなかで、従来とは異なるタイプの課題に取り組ませる機会が増えてきました。 自分の好きなトピックについて調べてレポートを書く、本を一冊選び論評する、自分でテーマを選んで創作する、というような課題です。 これ…

ワークショップ授業を始めて

9月の授業からワークショップ型を取り入れ、2週間が経ちました。感想としては… 疲れました。 もともと私の授業スタイルは、教師がずっとしゃべり続けるようなものではなく、対話や生徒の活動を中心にやっていたつもりでした。 ワークショップにすることで、…

Chromebookの使用について

高校1年生のクラスで、Chromebookを使って授業が始まりました。(IBコースでは、すでに中学生のうちから使っています。) グーグルドキュメントを使った文章作成や、グーグルクラスルームを使って課題の管理をしています。 現状では、生徒のタイピングのスキ…

高校1年生夏休みの課題

中学生の間は学年で統一した課題を夏の間に取り組ませていました(読書レポートなど)。 今年は、高校1年生として、指示されるだけの課題ではなく、夏の間にやりたいことをやったり、自分で必要だと思う勉強をしてほしいという思いから、課題内容を生徒自身…

個別対応を授業の軸にする

私の勤める学校は敷地面積が狭く、教室も小さいため、1クラスあたりの人数はおよそ20人くらいです。 ワークショップの授業を行うには、かなりの好条件と言えるでしょう。 もともと黒板の前で一方的に解説し続ける授業が好きではありませんでした。 IBプロ…

ブログをはじめます

これから授業で、リーディング・ワークショップ(RW)/ライティング・ワークショップ(WW)を始めるにあたり、ブログに記録を書いていくことにしました。 これまでの授業のつくり方とは全く違う、私にとって未知の、大きな挑戦になりそうな気がするからです…