Senobi

私立の中高一貫校で国語を教えています。国際バカロレア、子どものための哲学、ワークショップ型の授業づくりに関心があります。

今日うれしかった生徒の反応

授業の最後に、ある生徒がエッセイを書き終えて、私のところに読んでください、と見せに来た。

彼女は作文に苦手意識を持っている。

好きな舞台俳優やツイッターについての話題で、楽しんで書いていることは分かるのだが、文章の意味がとりづらく、あまり理解ができない。

休み時間を使って、どんなことを伝えたかったのか、をゆっくり聞き、ようやく理解できた。

「わかった!  君が伝えたかったのはそういうことだったんだね!」

そういうと、彼女はすごく嬉しそうに笑った。

「そう、それ!」

 

おしゃべりやツイートではない、文章で伝えるということをあまりしてきていない。

伝わらなくてもどかしい思いもしてきていない。

 

なかなか伝わらなくて、それでも一生懸命説明して、ようやく伝わったとき、嬉しいよね。

そんな経験につながって良かった。